【部分やせの決定版】いつでもどこでもできる「ドローイン」が凄い!
最近、運動不足気味で お腹まわりのお肉が気になりだしていませんか。
私もその一人で、かっては一念発起してフィットネス・ジム通いを始めました。
最初のうちは、「余分な肉をとって、お腹を凹ませてやる」とモチベーションも高かったのです。
しかし、思ったほど効果が出ないと、だんだん通うのがおっくうになり、一日おきだったのが、三日おきなり、一週間おきになり、やがて頭の中からフィットネスジムに行くというのが片隅に追いやられてしまいました。
そんな私が出会ったのが、「ドローイン」です。
ドローインは、どこでも気軽にできるエクササイズで、ジムのように入会費や毎月の利用料も不要でお財布に優しいですし、わざわざウエアに着替える必要もありません。
これを読んでいるるあなたは、もうドローインという言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
これから、ドローインの効果や正しいドローインのやり方について解説します。
ドローインとは
ドローインとは、お腹を凹ませることでおなかと背中回りの体幹のインナーマッスルを一気に収縮させる運動です。
ドローインが必要な人
どれでもドローインをすることができますが、特に次のような人にはお奨めです。
猫背
猫背は腹筋に全く力が入っていない姿勢です。
猫背のとき、腹部のインナーマッスル(深層筋肉)の厚みは、横になっているときとほぼ同じで、弛緩した状態になっています。
下っ腹が出ている
一日中デスクワークで座ったままということがありませんか。
パソコンに向かっていると、首が前に飛び出し、肩も内側に入ってしまう姿勢になります。
猫背で座っているときのじょうたい腹部へのインナーマッスルへの負担は、横になって寝転んでいるときの負担とほとんど変わりません。
お腹の筋肉が緩みきった状態になり、内臓の重みで下っ腹が出てしまうのです。
それ以外に、「よくつまずく」「 運動不足」「 すぐ疲れる」「 人より歩くのが遅い」「 冷え性 」の人もドローイングをした方が良いです。
ドローインと体幹の関係
ドローインをすることで、体のどこを鍛えているのでしょうか。
それは体幹と関係があります。
肋骨と骨盤の間の空洞には、「腹筋群」という各種の筋肉があって、これが内臓を全て覆っています。
これらの各種の筋肉を総称して体幹と呼びます。別名、インナーマッスルとも呼ばれます。
具体的には、体幹は次の四つの筋肉から構成されています。
肋骨の下部にある「横隔膜」、おなかの横から前を包む「腹横筋」、背骨をつなぐ小さな筋肉群の「多裂筋」、背骨を下からネットのように支える「骨盤底筋群」の四つです。
体幹を鍛えることによって、つまりお腹まわりを支えている腹圧(腹腔内の圧力)を高めることができます。
それにより、前に突き出た内臓を正しい位置に戻し、おなかを内側に引き込んでくれるのです。
ドローインの誤解 :ドローインでは腹筋は割れない
お腹を鍛えるというと、一番に思い出すのは腹筋運動ですよね。
よく腹筋が六つに割れた人を見て、それにあこがれて腹筋運動をしている人も多いかと思います。
腹筋運動(シットアップ)は、仰向けの状態から上体を起こすものです。
この運動で鍛えられるのは、主にお腹の外側の腹直筋です。
ドローインは、インナーマッスルを鍛える運動で、腹筋運動をしてもインナーマッスルに効果はあまりないのです。
ドローインのやり方
それでは、ドローインはどうやってやるのでしょうか。
背筋を伸ばす。
あたまのてっぺんに糸がついているイメージを持って下さい。
その時、あごは前に突き出さないようにしてください。
さらに、肩を上ではなく後ろに軽く引き、胸を力を抜いてください。
上手くいかない人は、壁に後頭部、肩甲骨、二の腕、おしり、かかとをつけてみてください。
それがドローインの基本姿勢です。
お腹を凹ませる
息を吐きながらおへそ中心に力を入れ、内側に引きこくようにお腹を凹ませます。
ウエストがきついズボンをはく感じ、もしくはお腹と背中をくっつけるような感じをイメージするとやりやすいかもしれません。
お腹を凹ませるときは、肩をあげず、息を止めないでください。
また、背筋を丸めないようにし、おしりを引き締めてください。
さらにお腹を凹ませる
息を吸いながら、さらにもう一段おなかを内側に凹ませるようにおへそを引き込みましょう。
その他のポイント
ドローインの一回あたりの目安は30秒くらいにしてください。
また、空腹時にやるようにしてください。
歩きながらドローインをすると、脂肪燃焼の効果が高まります。
さらに、ドローイン状態で屈伸運動(スクワット)をすると、効果的な下半身と下腹トレーニングになります。
ドローインの効果
ドローインって、正しいやり方を覚えれば、いつでもどこでも気軽にできる運動です。
どんな効果があるのでしょうか。
- お腹部分だけを意識して鍛えることが出来る(部分やせの効果)
- 姿勢が良くなり、腰痛や肩こりがなくなる
- 体幹が強くなるので、姿勢を長時間保つことができる。転びにくく、疲れにくくなる
- 脂肪を消費しやすくなる:ドローインで鍛えられる姿勢を維持する筋肉は、ゆっくり収縮する遅筋が多数を占めます。遅筋は脂肪をエネルギーとして多く使う性質があるので、脂肪燃焼により痩せやすい体になります。
- 便秘の解消
- 冷え性やむくみの解消
まとめ
どうですか。ドローインって気軽にできるので、これを読んでいる今からでもできますよね。
まずは、体に無理をしない運動から入るのが、長く続ける秘訣ではないでしょうか。
他にも、最近体に良いと言われているエクササイズが、「スロージョギング」です。スロージョギングに興味のある方は、こちらを読んでみてはいかがですか。
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