専門用語の使い過ぎに注意!

経営の世界には、新しいコンセプトがもの凄い勢いで増えています。

ちょっと思い出しただけでも、ビックデータ、コアコンピタンス、BPR、ERPなどなど。

経営用語だけでない。コミットする、アラインするなどの英単語は平気で会話で使われています。

しかし、私たちは本当にその意味を理解して使っているのでしょうか。

コンサルタントの駆け出しの頃、先輩から「できるだけ専門用語を使わずに平易な言葉で説明しろ。専門用語が多いと薄っぺらに聞こえてしまう」と教えられました。

的を射たアドバイスです。

昔、何を聞かれても指を一本立てて答える禅僧がいました。

その様を見た小僧がその禅僧からの質問に真似をして一本指で答えた時、禅僧は小僧の指を切り落としてしまったのです。

本質的な意味を理解することなく、形だけ真似ることを戒めとする逸話です。

クライアントと話す際、自分自身もこの小僧にならないよう注意したいものです。

参考文献

yujiro akimoto
  • yujiro akimoto
  • 【経歴】
    兵庫県神戸市出身。

    大学卒業後は、日系の精密機器メーカーに入社。約9年間に渡り人事、海外販売 (東南アジア地域)、営業支援などの業務を経験。

    その後、コンサルティング業界に転職。
    戦略コンサルタントとして、通信業・製造業・専門サービス業などのクライアントに対する戦略立案や戦略の実行支援などに携わる。

    コールセンター会社の経営企画と人事の担当役員として事業会社の経営に携わった後に、株式会社秋元アソシエイツを設立し、組織の生産性向上などのコンサルティングサービスを提供する。

    【資格】

    Marshall Goldsmith Stakeholder Centered Coaching (Certificated Coach)
    全米NLP協会 プラクティショナー
    TOEICスコア: 915

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