グローバル・リーダーとして成功する秘訣とは?

2000年代の初頭のベストセラーである『フラット化する世界』(原題 The World Is Flat: A Brief History of the Twenty-first Century)で、著者のトーマス・フリードマン氏は、21世紀の世界はITとグローバリゼーションの結合によって世界が「フラット化」すると言っています。

グローバル化は否応なしに進んでいきます。

このような環境が変化する中で、我々はどのようにリーダーシップを発揮していけばいいのでしょうか。

エグゼクティブコーチングの第一人者であるマーシャルゴールドスミス氏は、効果的なリーダーになるための秘訣を解説しています。
(Harvard Business Onlineに掲載された論文)

なお、マーシャルゴールドスミス氏の論文の翻訳については、ゴールドスミス氏ご本人の承諾のもとで行っております。

 

効果的なグローバル・リーダーになる

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私の会社は、今までほとんど聞いたことがない領域の世界にまで広がっている。

疑いもなく未知なる話題を持ち出している。

リーダーとして、グローバル化がゲームのルールを変えようとしている時、成功するために私には何が必要だろうか。

この質問に答えるのを助けるために、私は、アリアンツ国際大学のマーシャル・ゴールドスミス経営大学院のグローバル・リーダーシップ開発センターのマヤ・フー・チャン(Maya Hu-Chan)にコンタクトした。

マヤは国際経営コンサルタントで、グローバル・リーダーシップ、エグゼクティブ・コーチンング・異文化間ビジネス・スキルに特化した認定エグゼクティブ・コーチである。

マヤと私は共同で「Global Leadership: The Next Generation(グローバル・リーダーシップ:次の世代)」を執筆した。

その書籍から、直面するグローバル化の課題について多くを学んだ。

まず、グローバル化はまさにここにあることを学んだ。

それは私たちに日常の生活で急増している。

組織だけがグローバル化するのではなく、個人、家族、友人もグローバル化する。

例えば、サンディエコの自宅からコンピューター・サポートに電話すると、インドにいる技術サポートに繋がるかもしれない。

それとも、あなたの息子はドイツにいるビデオゲームクリエーターとつながり、全くたくさんの欧州にいる人とFacebookで友達になるかもしれない。

ディズニーは正しい。

それは本当に小さな世界だ!

第二に、今日のグローバル・リーダーは、パートナーシップの構築を学んだ。

組織が標準化し、オペレーションが世界規模で統合されるにつれ、リーダーは戦略プランではシームレスに見えるが、実際は多様な文化的バックラウンドとコミュニケーションスタイルをもつ生の人たちを巻き込んでいるサプライチェーンとの提携が望まれている。

新しい組織の試作品は、この複雑性を満たす新しい個別スキルを要求している。

それに応じて新しいツールが必要となるプランニングとコミュニケーションへの挑戦を提起している。

私はマヤにグローバル・パートナーシップを構築するリーダーへのコーチングでどんな経験をしたかを詳しく話すよう依頼した。以下は彼女の回答である。

いかなるグローバル・リーダーの基本的な要素は、全てのレベルの利害関係者に助言を求めながら、全体像を見る必要性である。

私の最近のクライアントにハイテク多国籍企業のタイ人の副社長がいるが、彼がまさにこの力学に直面した。

コーチとして、この二重性に文化的感度と認知でアプローチする手助けをした。

それはメッセージを行き渡らせるために適切なコミュニケーション手法を用いることだ。

彼の働きかけは階層間だけでなく、大陸間にも広がったので、彼の戦略はその展望の複雑さを満たさなければならなかった。

彼は最初のマネジメントの取り組みとして、彼の上司、そして上司の上司にインタビューし、短期的・長期的目標を「我々のミッションは何か」や「我々の戦略は何か」という質問で明らかにすることから始めた。

そこから、彼は彼のチームに意見を求め、二日間で計画を作り、アジア、米国、ラテンアメリカにまで展開する社員と定期的なネットワーク・ミーティングでフォローアップした。

結果は、彼らが何を実現したいかを具体的にすることでグループの方向性を明確にしたことである。

ある点では、グローバル・リーダーを配備する仕事は、さらに多くの「非CEO」を創造する仕事である。

新しいリーダーは、当然の習性として一対一や一対多のパートナーシップの構築に長けている人たちである。

彼らは、プロジェクトの利害関係者がお互い助け合うために、例えばピア・コーチングのような水平的なリーダーシップを強調する。(補足:ピア・コーチングとは、上司・部下間ではなくチームメンバー間で行うコーチングのこと)

多国籍企業での仕事において、私のグローバル・クライアントは、パートナーシップの構築は未来のグローバル・リーダーにとって最も重要なコンピテンシー(能力)であると指摘している。

リーダーは、信頼と長期間にわたる戦略的な関係性を内外で上手く構築することや仕事を遂行するためにその関係を利用することが必要である。

最後に、他の文化に好奇心を持ち、競争が激しく、ペースの早いグローバル・ビジネスの環境でのコミュニケーションすることの挑戦を楽しむことを覚えておく。

 

最後に

本日の記事はいかがでしたか。

グローバル化といっても、やっていることはメンバーとコミュニケーションをとってお互いの理解を高めあう地道な作業の積み重ねが大切なようです。

yujiro akimoto
  • yujiro akimoto
  • 【経歴】
    兵庫県神戸市出身。

    大学卒業後は、日系の精密機器メーカーに入社。約9年間に渡り人事、海外販売 (東南アジア地域)、営業支援などの業務を経験。

    その後、コンサルティング業界に転職。
    戦略コンサルタントとして、通信業・製造業・専門サービス業などのクライアントに対する戦略立案や戦略の実行支援などに携わる。

    コールセンター会社の経営企画と人事の担当役員として事業会社の経営に携わった後に、株式会社秋元アソシエイツを設立し、組織の生産性向上などのコンサルティングサービスを提供する。

    【資格】

    Marshall Goldsmith Stakeholder Centered Coaching (Certificated Coach)
    全米NLP協会 プラクティショナー
    TOEICスコア: 915

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